日々のレシピ
待ちに待った春食材が徐々に出てきて嬉しい限り。春に出てくる食材は厳しい冬を超えてきているので非常にパワーが強く、この時期の食材からしっかりと栄養素を摂っておくことで、新しい季節を迎える意識も高まります。私はお酒も食べることも大好きなので、食事制限について友人からたまにどうしているか聞かれるのですが、食べる量に関しては毎日というより1週間を通して、そして食材の質については年間通してというように考えるようにしています。あんなに高かったキャベツも旬になれば多少は価格も当然落ち着きます、そういった時に旬のものを美味しく食べるようなイメージです。
亜鉛が多く含まれ、風邪予防にもバッチリな牡蠣。生牡蠣、牡蠣フライ、鍋に入れても顕著に旨味が変化するのがこの食材の面白いところ。この牡蠣と韮の炒め物は白いご飯にのっけても、バッチリ。お酒の肴にもバッチリなのです。
異様にカレーを欲する時ってありませんか。わたしは何だか体がしゃきっとしない時に食べるとスパイスの力でふっと体が柔らかくなり、ストレスが解放されるような気がします。お店のプロのスパイスのプチ旅体験も好きですが、家でもカレーライス、だけではなくカレー風味の料理をよく作ります。辛さを気分で調整できるのがいいんですよね。
よく自宅に招いてくれてそれは手際よくもてなしてくれる佐世保出身のお料理上手な友人エリカに教えてもらった蒟蒻と筍の味噌炒め。食べたことがあるようでなかった初めての食材の組み合わせと味、熱々のご飯の上に載せてぜひ召し上がって頂きたいです。
私の第二の父親のような存在である親友のお父さん、のぶパパにリクエストしてよく作ってもらった手羽先のピリ辛紹興酒煮込み。とにかくご飯屋さんで美味しいと思ったら、そして手料理を食べさせてもらって美味しいと思ったら、真似をする、何気なくレシピを聞く。笑 これが料理を上達させる一番の近道かなと自分では思っています。
先日初めてお伺いした和食屋さんが本当に素晴らしく美味しくて、味付けは味醂やお砂糖は一切使わず、出汁と薄口醤油、お塩のみで全て賄っているとのこと、私自身が確実に歳を重ねているせいか、年々シンプルな食材の味と最低限の調味料で作る食事に惹かれる傾向にあります。表題の洋風おでんも究極にシンプルながら贅沢な旨みがたっぷりです。