空に綺麗なうろこ雲が現れ、空気の質感ががらりと変わったと思ったら暑かった2025年の夏もどうやら終わりを告げようとしているようです。
スーパーでも夏の名残の葡萄や皮に光沢感のある小ぶりな柿が一緒に並び始め、待ち侘びた秋の到来に季節の狭間を感じる今日この頃。
少し久しぶりのレシピのご紹介は、季節の果物を使ったローストビーフのご紹介です。
-イチボ(もも肉などでも)
-いちじく
-梨
-玉ねぎ
-ニンニク
-オリーブオイル
-塩
-黒胡椒
-醤油
年々脂のしっかりのったお肉に胃がついていけなくなっているような気がするのですが、果物と煮込むときは旨みが染み込み易い適度に脂ののったイチボなどを選んで使って作るのがおすすめです。
玉ねぎ1玉と梨半分は摺り下ろしにします。
そこに醤油をたっぷりと加え、串切りにしたいちじく2、3個と塩も少々加えて軽く混ぜ合わせたらイチボのブロックを浸し、冷蔵庫で半日ほど寝かせておきます。
お肉を焼く前に冷蔵庫から出して常温に戻しておきます。
タレの味をしっかり染み込ませるために少し深めの蓋付き手鍋を使って調理するのが楽ちんです。
鍋にオリーブオイルを引き潰したニンニクを弱火でソテーし、お肉を入れ中火で表面に焼き色が入るように4面それぞれ2分ずつ程度焼いていきます。(焼き加減はお好みで)
漬けておいた果物たっぷりの残り汁を加え、焦げないように4面に絡めたところで弱火にし、蓋をして5分程度蒸し焼きにしていきます。
火を消してそのまま1時間以上は放置します。黒胡椒をしてタレを絡めたらスライスして、カラメル色になったいちじくを載せて完成です。エストラゴンマスタードをアクセントに添えました。
フルーツの代わりにメイプルシロップを使って煮込むこともありますが、旬の果物を使うと微妙な味の変化がに旬を感じられますので是非作ってみてください。
これからの季節、柿もおすすめです!
マットな質感に何かの足跡を辿るような細かな線の彫りがのった愛らしい器は沖縄県の佐藤真琴さんの器です。